
こどもたちは成長過程の段階にあるため、いろいろな病気にかかりやすいものです。
お子様の健康管理は、普段の生活のなかでしっかりと行ってあげてください
《原因と症状》
体温調節機能の未発達な乳幼児は、熱中症を起こしやすくなります。熱中症は汗をかけなくなることで、体温調節ができなくなり、身体に熱がこもるために起こります。筋肉の痙攣や肉離れなどを起こす「熱痙攣」、頭痛やめまい、吐き気などを起こす「熱疲労」、ぐったりして意識がなくなる「熱射病」などの症状があります。
《熱中症かなと思った時の対処法》
ぐったりして意識がない場合は、すぐに救急車を呼びます。応急処置として身体を冷やすために、水をかけたり、水風呂に入れたりします。症状が軽い場合には風通しのよい場所に寝かせ、衣服を緩めて、首の後ろなどを冷やします。そして、イオン飲料などの塩分の含まれている水分を補給します。
《ケアと注意点》
●暑い季節は、まず帽子をかぶり、こまめな水分補給をします。
●子どもは遊びに熱中してしまうと、水分を摂ることを忘れてしまうこともありますので、大人が十分気を付けてあげましょう。
●汗の吸収しやすい衣服などを着るようにしましょう。
●車内に乳幼児を置き去りにしたことにより、熱中症で亡くなる事故が毎年起こっています。短時間であっても、車内に子どもだけを残して出掛けるのはやめ、必ず連れて車を出ましょう。